アイドル性について。

今週のお題「アイドル」について、こっちではアイドル性についての持論。
別にステージに立ってアイドルをしていなくても、アイドル性のある人ってたくさんいるし、ステージに立っていてもアイドル性のない人もたくさんいる。
アイドル性は「空気を作る能力」だと思ってる。
コミュニティにおいては空気の流れを変えられる人。
それはわりとリスクのある行為だし、日本人は基本苦手とされている能力。
だからこそ、それが出来る人はアイドル性がある。
空気を変えるにしても、引っ張る能力になるとカリスマ性というものになる。
あくまでアイドル性は変えるだけ。
深刻なムードを和ませるだけでもいい。
アイドル性のない人がそれをやると白けるけれど、白けさせないのがアイドル。
かつての2ちゃんねるTwitterのタイムラインでもそれを出来る人はアイドルだ。
意識的であれ、無意識的であれすごいこと。
意識的にできる人は本当にすごいけど、わりと危うさもある。
空気を変えたくない人から反感を買うリスクがあることが分かっているから。
そういう役を引き受けているという自覚がある人は、それなりにストレスを感じながらもそれが自分の役目だからとしてそれをこなしてる。
それを自分はピエロだと言っている人もいる。
アイドルに対して手厳しい人は、身近なアイドルに対しても手厳しい。
だからそのプレッシャーにたまに病んだりする。

指原さんはアイドル性が高い。
こじはるさんはもっとアイドル性が高い。

アイドル性といわゆるマイペースはちょっと違う。
いわゆるマイペースの人は1テンポから2テンポ遅くて、アイドル性の高い人はどちらかというと1テンポ以上早い。
その最初の1打でテンポを作る。そんなイメージ。

私は空気読みの方だからそれができない。
空気を変えたいと思ったとしても、怖くて明快に音色の違う1打を打てない。
明快に音色が違うものでないと、響かないし白ける。
無自覚にアイドル性の高い人はたまに響かないものを打ったりするけど、白けることに恐怖がない。
白けることに恐怖がないからまた別の機会に一打が打てる。
だからアイドル性のある人は尊敬するし憧れる。
とはいえ、アイドル性のある人だけではコミュニティは成り立たないから、こういう人間も必要なんだと思って一応生きてるところではある。
とはいえ、アイドル性の高い人はアイドル性の高い人が好きだし、つまらない空気読みはやっぱり空気だ。
致し方がないことなので、その辺はしっかりと自覚をして空気なりの生き方でいる。