日本における最大宗教はエンターテイメントかなと。

エンターテイメントは宗教化すると長続きする。

わしから見りゃナガブチだってサザンだってB'zだって長く続いてる宗教だしミスチルゆずバンプアジカン等々のロキノン系バンドもぱふゅーむもももくろも宗教だ。ジャニーズも宝塚も宗教。

端から見たら代わり映えのないものをやり続けているミュージシャンはたくさんいて、大いなるマンネリが宗教として信仰するには心地よいのではないかなと思う。
新しいことをするとヲタクは戸惑う。いい裏切りもあることもあるけど、多くの人は刺激よりも安心感がほしい。 カリスマは同一のカリスマであり続ければよくて、世間の流れに乗りすぎるとカリスマ性が薄れ信仰者が減る。 そうはいってもその人がステージいる限り希望であると感じる人がいるから宗教としては存続し続ける。 そうなったときにはその他大勢に理解される必要はないと信仰者は感じている。

日本における各種の趣味娯楽文化の市場の大きさは、無宗教国家だからこそだと思う。
強い信仰心が求められる宗教の場合、ミサや礼拝などに時間やお金を定期的に使うことを求められる。 お金を支払い、時間を神に使うことで、御加護があると感じて信仰者は精神の安定を得られる。日本には国としては政教分離が唱われ、信仰の自由が定められているし、特定の宗教に対して強い信仰心を持つ家庭は少ない。 だけど自分にとっての信じるべきものというのはやはり人間にとっては必要なものであって、家族という括りの中での家長の立場が旧来の日本では家庭の中での神であったのかもしれないなーなんて思ったりもする。

なんでも宗教になれるわけじゃなくて、宗教になるには色々な要因があるけど、増える信者を受けとめる器が1番大事かもしれない。受け止めなくてもいいけど、受け止めないならぶれない芯。規模が大きくなればなるほど沢山の期待や中傷が大きくなっていくわけで、それに潰されずにいられること。フォローできる周囲の人間と矢面に立つ人間の強さ。そこまでのものはないことが普通で、運が味方して人気が出たとしても、急に大きくなったものに潰されてしまうことはよくある。強い宗教性があっても運を掴めないものも沢山あって。それこそ一部の人間のなかだけでずっと続いたり、伝説になったりする。

女性アイドルは花を楽しむものだと思っているし、その花は少女と女性の過渡期のものだと思っているので、長く続くことが正しいこととも思ってない。ステージに立つアイドルの子の花が、適正な量の信者に愛でてもらえることが基本的には幸せなことだと思ってる。 適正な量の信者が燃え尽きていくのとステージに立つアイドルが花を散らしていくのとが同じくらいのタイミングであればいい。 実際には外的要因によりきれいに咲いている途中で切り取られてしまったり、信者の熱量があがっていく前に花が散ってしまったりする。 なかなかタイミングが合わないから、アイドルも信者も簡単に成仏できない。
3年くらい楽しめる切り花くらいの気持ちでいるのがいいのかな。
大事にすると長持ちするけど、普通であれば3年。
きれいに咲いているときに「もっと沢山の人に見てもらいたい」って思うんだけど、それは適正な量には足りてないと思うからで、でもそれは決して爆発的な量ではなくて、適正な量がほしい。今の花の美しさに合う量。

アイドルがただの花から宗教に化けるときは、周りの人間による仕掛けが1番大事で、その仕掛けをこなせるかどうかで変わるのかなって思ってる。
自分の好きなものが大きな宗教になるとは思ってない。
ものにより、長く続くカルトになればいいなとは思うけど。(大森さんとか
アイドルのみんなには気持ちよく燃え尽きてもらいたい。

なんてな。なんてな。情緒不安定だよ全く。