うちの子は猫だから親ばかになれる。

昨夜、猫に腕枕をしながら寝ていてふとそんなことを思った。
お兄ちゃんだった子は冬場は足元に入って寝てたけど、今の坊ちゃんはいつも私か夫の腕の中で朝まで寝てる。
少なくとも2匹ともずっと寝室で一緒に寝ていて、枕元で寝ているか、足元か、腕の中で寝ている。
だからこそ子供って意識が強いんだろうなと思う。

本当にかわいい。うちの子本当にかわいい。
アタマいいんだか悪いんだかわからないけど、いろんなとこ勝手に開けて入っちゃうし、いろいろ食べちゃうし、噛むし、蹴るし、掘るし、だけどかわいい。
「うちの子、かわいいんですよ」って心の底から思って誰にでも話が出来ちゃう。

でも、これは猫だからなんだろうなって。
実際に自分の子どもだったら、そうは言えないんだろうなぁって思う。
欠点が全て自分の生き写しのように感じるだろうし、いいところを素直にいいと言うこともできないかもしれない。
人から褒められた時に「いやいや、ホントは○○で。困っちゃうんですよ。」って言ってしまう気もする。
そういうことをしては子供の親への感情を怖がって、お互いに疑心暗鬼を深める。
多分そうなる。
自分から産まれた人間を育てるって、私には無理だ。

子供は猫。
そうすることで成り立つんだわ。夫婦としても。

いいことじゃないんだろうけど、それも選択肢でしょう。
お互いに健やかに生きることが目標だから。

やっぱり心音を感じて、体温を感じられる存在が身近にいるということは、心が安らぐ。
ふわふわして、柔らかくて、かわいい。
猫と生活していて、本当に幸せだなぁって思う。

ただそれだけなんですけど、本当にかわいい子に出会えて幸せ者だ。