信頼関係のイメージ化の話。

信頼関係の話をしよう。

私のなかでは信頼関係を築くという行為は、各々が持つ信用というブロック状のものを対面で一緒に積んでく作業だと思っている。
それぞれのブロックでひとつの塔を作るイメージ。
各々が持つブロックは素材も大きさも人それぞれ。
大きいけど軽くて空洞の箱のような人もいれば、小さくて頑丈なレンガみたいな人もいるだろう。それは個性。
多分自分のブロックは小さい。
元々家がプラスチック屋さんだから、プラスチックかも。
だとすれば空洞だ。

大きさも素材も違うブロックを積んでいく上で、積んでいくペースも人それぞれ。
大きなブロックをハイペースに積んでいくタイプの人と、小さいブロックを遅いペースで積むタイプの人が積み上げていくのであれば、大きなブロックの中にまれに小さいブロックが挟み込まれることになる。
同じ大きさでない場合、隙間やズレが生まれる。
それを見て調整が出来れば、大きさが違っても安定感は出せる。
集団の場合もみんなでひとつのものを作る。
調整役がいれば、個々ではうまくいかない人同士がいてもうまく積み上げていけるだろうし、調整しきれないくらいマイペースな人がいれば、なかなか安定感は出せない。

1度崩れたら、壊れやすい素材の人はもう1度積み上げていくのが難しい。
すぐに新しいブロックは用意出来ない。
今までのブロックを使って、より慎重に作っていくか、壊れたブロックを一旦捨てて新しいブロックが作れるまで時間をおくか。
どちらにしても、なにもない状態からとでは全く違うやり方になる。

私の中には上のようなイメージがあって、崩れたら壊れやすい方の素材だと自覚があるから崩さないように積むことを重視して積むようになった。
多分小さい頃はなにも考えずに積んでいて、相手のペースとか全く見てなくてすぐに崩れることが多かった。
度々崩して自分のブロックが壊れることに気付いてからは積むのも放棄してた時期もある気がするけど、何となく最近は自分の積み方とかを掴めて来ていると思う。
不安定な積み方をする人とは出来るだけ個人同士では積まないようにしたり。
こちらが積みたい!と思っても、相手にそういう気持ちが見えない時は積まないし、相手が向き合ってくれた時だけ積む。
もちろん、このスタンスが正しいとも思わない。
自ら積まなければ広がらないから。
とはいえ自分のブロックが壊れやすい素材である以上、慎重に作っていくのがベターかなと思っている。

この話、イメージが伝わらない人にはさっぱり伝わらなかった。
人が可視化出来ないものを把握するときのやり方が気になるなーなんて思ったりするけど、それも伝わらない人には伝わらなかったのでコミュニケーションは難しい。